最近読んだ本2021.01-2021.12
                              評価          寸評
 「スローターハウス5」カート・ヴォネガット     ◎  捕虜体験がメタファーされている
 「鏡子の家」三島由紀夫               ◎ 4人の男性は三島由紀夫の分身か    
 「葉隠入門」三島由紀夫              〇
 「歌に私は泣くだらう」永田和宏          ◎がん患者の家族の心情がよくわかった
 「クララとお日さま」カズオ・イシグロ        △ 「私を離さないで」の焼き直し
 「コレラの時代の愛」ガルシア・マルケス     △ 何が言いたいのかわからん
 「荘子物語」                      ◎ 荘子はいい、無為自然がいい
 「知の体力」永田和宏                〇
 「パルムの僧院」スタンダール           ◎ 古典の名作にはずれはない,やや意外な結末だが
 「金閣寺」三島由紀夫                〇悪くはないが最高傑作とは言いすぎでは
 「影をなくした男」シャミッソー            〇あちこちに引用されていて、読んでおくべき本
 「絹と明察」三島由紀夫               〇労働運動の描き方にやや無理が
「幻想博物館」中井英夫                〇耽美的レトロ
「死霊の恋」ゴーチェ                  〇吸血鬼小説の嚆矢らしい
「禁色」三島由紀夫                   〇本格ホモ小説!評論家がスルーする理由が分かった
2022.01-12
「若き日の変転」カロッサ              ◎医師であり作家である著者の少年時代の回想。みずみずしい。
「楡家の人々」北杜夫                ◎久しぶりにいい作品に出会った。斎藤茂吉一族の歴史。小説な                             ので一部事実を改変しているが。斎藤茂吉の医学者としての側面
                             を初めて知った。精神医学の歴史も興味深い。
「詩歌の待ち伏せ」北村薫             〇詩歌を下敷きにしたエッセイ。「長いお別れ」のきめ台詞の出ど                              ころを知った。
「悪童日記」アゴタクリストフ            〇今のウクライナを連想させるような第2次大戦末期のハンガリー                             の子供の物語
「夜と霧の隅で」北杜夫               〇
「白い人」遠藤周作      
「神州纐纈城」国枝史郎              〇 幻想小説の秀作
「幼年期の終わり」アーサー・C・クラーク     〇 SFの傑作
「備前名弓伝」山本周五郎            〇予定調和の極み。お約束の結果と言ってもいいかも。
「魔術師」 江戸川乱歩              〇荒唐無稽といえばそれまでだが、ひねりにひねった結末は〇
「破船」吉村昭                   〇ぞっとする話だが、こういうことも昔はあったのか
「最後の事件」コナンドイル            〇ホームズの最後はこんな結末だったとは知らなかった。
[夢の丘」アーサーマッケン             △
「ロンググッドバイ」レイモンドチャンドラー   〇推理小説の傑作1950年代のカリフォルニアの乾いた殺伐とした                              空気が伝わってくる。ストーリーも2転3転で最後のどんでん返しが                             絶妙 
「プレイバック」レイモンドチャンドラー     〇悪くはないが、「ロンググッドバイ」よりは劣る。「タフでなければ生                              いけない、優しくなければ生きる資格がない」のきめ台詞がウリ                              の作品。
「平家物語」                    〇滅びの美学、潔い人、みっともない人それぞれ
「収容所から来た遺書」辺見じゅん       〇ソ連から遺族へ遺書が届いた経緯が衝撃
「銀の匙」中勘助                 〇少年の目から見た世界 
2023.01-
「さらば愛しき人よ」レイモンドチャンドラー  〇悪くはないがやや説明不足
 
「私の読書歴」記憶に残っているものだけ。
小学生時代;「マテオファールコネ」こんなことで父親に殺されるのかとショックだった「クオレ」道徳教育的な話
        「雨月物語」挿絵がリアルで怖かった。
中学時代;「論語物語」下村湖人「聖書物語」「コンチキ号航海記」「自然と人生」徳富蘆花
高校時代;「人間失格」太宰治「赤と黒」スタンダール「女の一生」「芽むしり仔撃ち」大江健三郎
大学時代;「砂の女」阿部公房「されどわれらが日々」柴田翔「鋼鉄はいかに鍛えられたか」オストロフスキー
25~35歳はほとんど何も読まなかった
36歳ころ村上春樹「中国行きのスローボート」を読みこんな文章を書く作家がいたのかと驚く
38歳ころ「ノルウェーの森」がベストセラーに

現在までの ベスト30
白鯨 メルビル
カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー
悪霊 ドストエフスキー
アンナカレーニナ トルストイ
魔の山 トーマス・マン
荒野の狼 ヘッセ
ファウスト ゲーテ
城・審判  カフカ
プラハの墓地 ウンベルト エーコ 
夏目漱石全作品 あえて挙げるなら「それから」「草枕」「こころ」
村上春樹作品  「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」「色彩を持たない多崎つくる」「海辺のカフカ」
           「1Q84」
大江健三郎作品 「新しい人よ目覚めよ」「レインツリーを聴く女たち」
高橋和己 「憂鬱なる党派」「日本の悪霊」
森鴎外作品 「渋江抽斎」
源氏物語 紫式部
ソラリス   レム
細雪 谷崎潤一郎
虚無への供物 中井英夫
黒死館殺人事件 小栗虫太郎
少女地獄  夢乃 久作
百年の孤独 ガルシアマルケス
前日島   ウンベルトエーコ
ロリータ  ナボコフ

★読んでがっかり編
評判が良いので読んでみたら何ジャラホイだった小説
紅はこべ         かなり無理がある
二都物語        こんな生き方に意味があるのか
コレラの時代の愛   なんだかよくわからないし最初の謎めいた話は何だったの
塩狩峠         キリスト教はこんな生き方を賞賛するのかと興ざめした本