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ひとくち知識

小児用コロナワクチンについて2021.12.05
米国で5歳から11歳までの児を対象に小児用コロナワクチンが製造され緊急使用が認められ、接種が始まっています。日本でもこのワクチンの使用につき議論が始まっています。このワクチンは容量が成人用の3分の1でしかも緩衝液が成人のもと異なり、また濃度も異なり、成人用のワクチンとは別物になります。ですから成人用ワクチンのデータが当てはまりません。副反応は成人用に比べ少ないようです。ですから接種の是非は米国のデータを見ないと判断できません。


コロナウイルスの変異2021.09.26
コロナウイルスはRNAウイルスのため変異しやすく、約2週間に1回変異が起こります。ほとんどは感染力に無関係ですが時々、感染力に関係する変異が起こります。最初に現れたのがアルファ株で現在ほとんど消滅しており、現在最も主流なのがデルタ株です。デルタ株が最も感染力が強いため、ほかの変異株を押しのけて主流になりました。今後も変異株が現れるでしょうが、今見つかっている変異株の中で感染力が強そうなのはミュー株です。ただしミュー株がデルタ株より明らかに感染力が強いというデータはありません。また今ミュー株が急速に増加しているという国もありません。日本でもミュー株は確認されましたが、現在ほとんど確認されていません。と言うことは今しばらくは落ち着いた状態が続くのではないかと考えられます。もちろん来年のことはわかりませんが。

小児への新型コロナワクチンについてーー特にファイザー、モデルナ社について 2021.08.09
 昨年11月ファイザー社がm-RNAコロナワクチンを開発し治験成績を公表し12月から接種が始まりました。mRNAワクチンは画期的な方式のワクチンで優れた発症予防効果を示しています。しかしながらこの方式のワクチンが人間に使われるのは初めてで、安全性に関しては長期のデータは存在しません。これまでのワクチンは新しい方式のものができると治験で安全性を確認したのち対象疾患を少しづつ増やし、対象者を拡大し、常に安全性と有効性を確認しながら、その範囲を広げてきました。これまでのワクチンではいくつかの失敗例、不成功例があり、それなりに犠牲者が出ているからです。
 今回のように新しいワクチンがいきなり大規模に接種されるという事態は過去一度もありませんでした。ですからワクチン学会、感染症学会はこのワクチンの開始にあたりとても慎重なコメントを発表しています。
 そして今回フラッシュニュースにありますように、CDCから心筋炎心膜炎の副作用が公表されました。コロナワクチン接種で若年男性で心筋炎の増加が認められています。アメリカではコロナの流行により20歳未満で400万人以上が感染し数百人の方が亡くなっています。ですからCDCは12歳以上にこのワクチン接種を続けるように勧めていますが、日本は全く事情が異なります。日本では20歳未満の感染者はようやく15万人くらいで重症者は極めて少なく10人前後で、死者は1人です。ワクチンによる心筋炎の発生率は若年世代では10万人に2〜3人で12~24歳の男性に限ると10万人に5〜6人です。12~19歳に全員ワクチンを接種すると250人程度の心筋炎が発生します。重症者がほとんど出ないのに心筋炎が250人も出るというのはとんでもない話です。心筋炎は小児でも死亡率31%の難治性疾患です。コロナワクチン後の心筋炎例は大多数は治っているとのことですが、心筋というのは基本的に再生しません。その筋肉に炎症を起こすというのは軽症であっても重大なことと思われます。8月23日FDAがファイザー社コロナワクチンを正式承認しましたが、これは16歳以上についてで12歳から15歳については承認されませんでした。
結論;今の時点では18歳未満のワクチン接種は糖尿病などのリスクがない場合は急がないほうがいいと思います。子供の感染はほとんどが親や教師などの大人からです。子供への感染を防ぐためには彼らの周囲にいる大人がワクチンを接種すべきと考えます。特に12歳から15歳まではハイリスクを除いて接種すべきではないと思います。
追記(2021.09.20);最近英国のワクチン委員会が「コロナワクチンの小児への接種」につき声明を出し小児はデータが蓄積されるまで接種を待つべきとしています。また英国は12~15歳の小児にはコロナワクチンは接種していません。英国では18歳未満100万人がコロナウイルスに感染していますが死者は2名だけです。




小児における新型コロナウイルス感染症の現状 2021.5.20 小児科学会ホームページから
1)新型コロナウイルス感染流行第4波では新規感染者は増加していますが、小児患者の割合はわずかな増加にとどまっています。
2)子供が変異ウイルスに感染した場合多くは無症状、軽症にとどまっています。
3)小児の新型コロナ変異株への感染は、大部分は成人からの感染でこれは従来と変化ありません。

新型コロナワクチンについて 2021.02.17
日本でも新型コロナワクチン接種が開始されました。ファイザー社の新型コロナワクチンはm-RNAワクチンと言って、全く新しい形式のワクチンです。これまでは不活化ワクチン、生ワクチンなどすべて病原体を用いてあるいは病原体の構造を使って製造したワクチンでした。ファイザー社のワクチンは病原体は一切使わず、コロナウイルスのたんぱくの遺伝情報を用いて作ったワクチンでそのため安全性が高いと言われています。現在海外でワクチン接種が進んでいますが大きな副反応は報告されていません。ただまだ観察期間が短いため、今後何か副反応が出てくる可能性は否定できません。

新型コロナウイルスワクチンに関する提言ー感染症学会2020.12.30
コロナワクチンに対する考え方が示されています。まだわからない点があるため、ここまでに明らかになった点について触れています。ファイザーのコロナワクチンは有効率が95%と素晴らしい成績を示しています。ただ注意しなければいけないのは、有効率の評価は感染を予防できたかどうかではなく、症状を抑えられたかどうかで判定していることです。次にこの成績は高齢者や糖尿病高血圧などの合併症がある方も含んでいますが、75歳以上の方は少ないということで、75歳以上の有効性は評価できないそうです。また対象者はほとんどが白人でアジア人は5%程度で、日本人でも同じように有効かどうかは日本のデータを待たなくてはいけないそうです。日本での治験も進んでいるところで結果どうなるか興味深いです。

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